読んで面白く、納得できて、全然過酷じゃないダイエット
ここ数年、ちょっと痩せてはリバウンド、ちょっと痩せてはリバウンドを繰り返しています。
過去にはダイエット成功したこともあったのですが、リバウンドしてからはずっとこのサイクルを繰り返しています。意思が弱くなったのか、それとも加齢のせいか。
というわけで、即効性は求めないので楽に続けられて着実に効果が出るダイエット法はないものかと思っていたら、この本が目に止まりました。
ランニングする男女の写真が若干の不安を誘いますが、「簡単」「苦しくない」「リバウンドしない」「体が若返る」という帯の文句と「オックスフォード式」という圧倒的な権威感。思わず手に取りました。
読んでみて、大正解だと思いました。
まず、わかりやすくて面白い。
「はじめに」で食欲について解説があり、食欲にも2つあることが語られています。
そのひとつ「恒常性食欲」は体を維持するため、つまりは生きて行くのに必要なもの。
あとひとつ「報酬系食欲」というものもあって、これが太る原因なのだけど、これは恋をしたときの脳の働きとおなじ。
「意志の力で恋を止めることができますか?」
なんて書いてあります。ユーモアにあふれていて説得力もむっちゃある。
こんな感じで本文に入っても優しい語り口と豊富な図解で素人にもわかりやすく脂肪が合成されるしくみ、分解されるしくみを解説してくれています。
図解も学術書に載っていそうなごちゃごちゃしたものではなく、極限までシンプルにしたわかりやすいものです。
そうして、一通り理解がおよんだらいよいよ実践です。
これは簡単ではありますが、人によっては辛いかもしれません。
- 夕食は早めに済ませて、寝る直前には絶対食べない
- 朝食前に運動(30分程度のウォーキング)
- 運動後は食事を摂ること
これだけです。空腹時に運動すると脂肪の燃焼効率がいいけど、放っておくと筋肉が分解してしまうので、それを防ぐ意味で運動後にすぐ食事をとるとのこと。
一番食事の間隔が開いている朝起きて直後のタイミングがいいということです。
ウォーキングの代わりとなる運動も詳しく載ってます。
食事の内容には特に触れられていませんが、これは長期間食欲を抑え込むのが不可能なのであえて制限をつけていないそうです。
すごくシンプルで続けるのも楽ですが、短期間で結果がでないことと、朝起きてすぐ運動するのがどうしても無理な方もいらっしゃるでしょうね。
自分にはできそうなので、これから続けていこうと思います。
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