おっさんが本や映画の感想を淡々と垂れ流していくブログ

いろんな創作物の感想まとめ、毎日更新!

原点にして頂点とは言い過ぎですが、ものすごく完成度の高い小説【竹取物語】

「へえーこの人、ショートショート以外も書いてたんだ」 と失礼なことを考えながら手に取ったのが星新一さん訳の「竹取物語」。そういえば子供のころ、絵本やまんが日本昔ばなしでかぐや姫の物語を見た記憶はありますが、本家本元の竹取物語は読んだことあり…

原点にして頂点とは言い過ぎですが、ものすごく完成度の高い小説【竹取物語】

「へえーこの人、ショートショート以外も書いてたんだ」 と失礼なことを考えながら手に取ったのが星新一さん訳の「竹取物語」。そういえば子供のころ、絵本やまんが日本昔ばなしでかぐや姫の物語を見た記憶はありますが、本家本元の竹取物語は読んだことあり…

原点にして頂点とは言い過ぎですが、ものすごく完成度の高い小説【竹取物語】

「へえーこの人、ショートショート以外も書いてたんだ」 と失礼なことを考えながら手に取ったのが星新一さん訳の「竹取物語」。そういえば子供のころ、絵本やまんが日本昔ばなしでかぐや姫の物語を見た記憶はありますが、本家本元の竹取物語は読んだことあり…

原点にして頂点とは言い過ぎですが、ものすごく完成度の高い小説【竹取物語】

「へえーこの人、ショートショート以外も書いてたんだ」 と失礼なことを考えながら手に取ったのが星新一さん訳の「竹取物語」。そういえば子供のころ、絵本やまんが日本昔ばなしでかぐや姫の物語を見た記憶はありますが、本家本元の竹取物語は読んだことあり…

感動した、というより驚愕した【世界で一番透きとおった物語】

ふとYou Tubeをみていたら、ものすごく激推されていたので気になって読みました。 「世界で一番透きとおった物語」杉井光 帯にもデカデカと「ネタバレ厳禁」とかいてあります。You Tubeの動画でもストーリーのほんの触りの部分しか触れていませんでした。ネ…

人に求められた役割を全うした男【討ち入りたくない内蔵助】

またまた、同じ作者さんの小説です。これで3連続ですが、松の廊下ときたら討ち入りまで行かないとね。 忠臣蔵とは私にとって謎でした。どうしても多々一人の老人を寄ってたかって殺してしまった、ただのテロリストにしか思えなかったからです。しかし何故か…

ただただ浅野内匠頭が可哀相な物語【あの日、松の廊下で】

前回の「義経じゃない方の源平合戦」と同じ作者の方の作品です。 ご存知、忠臣蔵での冒頭、松の廊下の事件が起こるまでを描いた小説です。 これがこのブログのタイトルにも書きましたが、ただただ浅野内匠頭が気の毒におもいました。もちろん、江戸城内で刃…

「義経じゃないほうの源平合戦」無能と思い込んでいる有能

「義経じゃない方」の主人公とは源範頼(みなもとののりより)のことです。頼朝の弟で義経の兄に当たる人物です。「そういえば聞いたことがあるような」と思う方も多いでしょう。 史実では無能呼ばわりされている範頼ですが、この小説ではとても有能です。管…

量が質を作る【100案思考】

100案思考 橋口幸生 コピーライターの方の書かれたアイデアの出し方、選び方の本。 出し方の方は類書が結構ありそうだが、選び方まで言及しているのは珍しいのではないか。 まずとにかく数を出さなくては話にならないということ。どんな売れっ子やベテランで…

すべての人が読むべき本。絶対に正しいことなど何もない

99.9%は仮説 思い込みで判断しないための考え方 竹内薫 2006年と少し古い本だが、すべての人のためになる素晴らしい本だと思った。 飛行機がなぜ飛ぶのか科学的に説明できない。という話から科学のみならず、政治や宗教など様々な話題を振りながら、世の中…

純愛とみるかホラーとみるか

『はるか』 宿野かほる 主人公が小学生から物語が始まり、ある少女との運命的な出会いと別れ、すれ違いを経てふとした再開から結婚。 そして、たった一年で終わった結婚生活。 人工知能の研究者となっていた主人公は、亡き妻の姿と声、人格をもったAIを開発…

強烈なあおりに偽りなし【ルビンの壺が割れた】

「日本一の大どんでん返し(と断言したい)」 「クチコミで20万部!ただ圧倒的に面白い!」 とこれでもかと帯で散々あおっている本作「ルビンの壺が割れた」 宿野かほる著。 いくらなんでもハードル上げすぎでしょう、と思いながら読んでみた。 いやあ、たし…

宗教はこうやって生まれる【かもめのジョナサン】

ときどき、めちゃくちゃオススメしている人を見かける作品、「かもめのジョナサン」を読んだ。しかも「完成版」ということだ。 Part Four は今回始めて付け加わって、なるほど、これがあるのとないのとでは印象がガラリと変わるなあと思った。 他のかもめ達…

手軽に味わえる創作の喜び

何気なく本屋さんで手にとってとても面白かったので買って読んだ。 54字で正方形の原稿用紙にとても短い物語を綴っていく。 すぐ読めるし、それでいてなかなかどういうことか飲み込むのに少し時間がかかることもあり、理解できたときにスッキリとした感覚が…

読んで面白く、納得できて、全然過酷じゃないダイエット

ここ数年、ちょっと痩せてはリバウンド、ちょっと痩せてはリバウンドを繰り返しています。 過去にはダイエット成功したこともあったのですが、リバウンドしてからはずっとこのサイクルを繰り返しています。意思が弱くなったのか、それとも加齢のせいか。 と…

源義経は名将だったか?

久々になってしまいました。またこれからコツコツと投稿していきたいと思います。 今回は名将とか軍事の天才とか言われることの多い源義経についてです。海上知明氏の「義経」愚将論を読んだ感想を述べたいと思います。 定説、通説、後世の創作の印象 栄華を…

「鳥とは恐竜である」と聞いて驚かなくなった人へ

写真やイラスト、注釈が下側についているのがうれしい 「鳥類学者、無謀にも恐竜を語る」という本を読みました。 「鳥類は恐竜から進化した」とか「恐竜は絶滅などしていない。今も生き残っている。鳥という姿で」とか初めて聞いたときは、半信半疑だったよ…

「新釈走れメロス」より「山月記」

森見登美彦さんの短編集「新釈走れメロス」より「山月記」の感想です。 中島敦の山月記を現代人にも読みやすいように書き直してもの…と思いきや、オリジナルの文体を完璧に真似た別のストーリーです。改作というんでしょうか? 京都を舞台に、警察官が異変を…

奇跡の船「宗谷物語」幸運だけではないどん底の日本を支えた活躍に感動!

Amazonプライムビデオで「宗谷物語」をみました。 艦隊これくしょんというゲームを通じて興味を持ち、大体の経歴はしっていましたが、詳しくしるとまさに「奇跡の船」の名にふさわしいと感じました。 進水直後に発注がキャンセルされ、スクラップにされても…

ネガティブでもできる潜在意識の書き換え方

もう何年も成功を追い求めては諦めて…を繰り返しているような気がします。 色んな本を読んで、時にはセミナーにも参加して、いろいろ実践してみたものの結果がでず。 メンタル的なことも実践的なビジネス的なこともです。最初はいいんですが、ある程度すすん…